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旭川の新・観光スポットは、地元民が愛してやまないお惣菜屋さん
旭川の定番観光スポットといえば、旭山動物園や、全国的に有名なラーメン屋さんなどが思いつくかもしれません。
でも定番もいいけど旭川に行くなら地元の人に愛される名店に行ってみたい、そんな方にオススメなのが今回ご紹介する七福弁当 鈴木商店さんです。
旭川駅前の定番観光スポットでもある、全国初の恒久的歩行者専用道路(いわゆる歩行者天国)を1972年に実現させた旭川平和通買物公園沿いにあるお店です。
看板にある通り、お店の創業は昭和37年と古く、長い間旭川市民のお腹を満たしてきた歴史のある老舗です。
今回はなぜこちらのお店が旭川の観光スポットとしてオススメか、お店の魅力と共にご紹介いたします!
旭川の新・観光スポット 七福弁当 鈴木商店はどこにある?
“七福弁当”と呼ばれることが多い”鈴木商店”さん、旭川の地元民が”街”と呼び愛する、いわゆるダウンタウンの平和通り買物公園沿いにあります。
出典:旭川平和通買物公園
買い物をするなら”街”に行く、友達と遊ぶなら”街”に集合、晩御飯はとりあえず”街”で食べよう、そんな感じで旭川の人に愛される、日常生活とは切っても切り離せない”街”が、この買物公園なんです。
この買物公園は旭川駅からまっすぐに伸びているのですが、今回ご紹介する、旭川に来たらぜひ訪れてほしい観光スポットである鈴木商店さんはそんな買物公園の、旭川駅から一番遠く離れたところにあります。
鈴木商店さんが入っているのは七福ビルという建物の1階。
このビルには元々は七福市場という、町の台所として親しまれていた市場があり、現在の鈴木商店のオーナー夫妻の奥様のご両親がここに揚げ物屋さんを出店したのがきっかけで、鈴木商店が誕生。
今ではお惣菜の種類を増やし、”天ぷら おかず 弁当の店”として旭川市民に深く愛されています。
知る人ぞ知る隠れ観光スポットとなりつつある、旭川の名店
田舎にあるお惣菜屋さんなら、きっと地元の人しか知らないんだろうな、なんて思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実はいろいろな雑誌やメディアに取り上げられ、旭川を訪れる芸能人が通うこともあるいわば隠れ観光スポット。
とはいっても、一般的な観光メディアにはなかなか掲載されないため、知名度はまだそこまで高くありません。
そのため、知らずに旭川観光を済ませてしまう人も多いのですが、せっかく旭川に来たなら絶対に行かないと勿体ない!
そんな観光スポットがここ、鈴木商店さんなんです。
旭川の地元のお店が支えあって成り立つ、理想の運営スタイル
市場があったということもあり、このビルの鈴木商店の向かいには新鮮なお野菜を販売している佐藤青果店さんが入っています。
鈴木商店さんで作るお惣菜は、この佐藤青果店さんの新鮮な野菜を使って作られています。
毎日新鮮な食材がこうして手に入るのも、鈴木商店さんの美味しさの秘密。
お隣同士で支えあって商売を営んでいるというのも、なんだか心がほっこりしますよね。
ちなみに同じフロアには鮮魚屋さんもあり、鈴木商店さんのお惣菜には、こちらの海産物も使われているそうです。
旭川市民を虜にするお惣菜屋さんの魅力
鈴木商店での注文は、”おまかせ”が基本
そんな新鮮な食材が使われた鈴木商店さんのガラスのカウンターには、見ているだけでお腹がすいてきそうな煮物やきんぴらごぼう、奥様がつくる卯の花などが並んでいます。
そしてこのお店では、お店の人にお任せでお惣菜を決めてもらう「おまかせ」が注文の基本スタイル。
「今日はきんぴらごぼうが食べたいから、それだけ入れてもらって、あとは”おまかせ”でお願い」
「500円分で、卯の花とザンギ入れて、あとは”おまかせ”ね」
こんな会話が飛び交って、飛ぶようにお惣菜が売れていきます。
お昼には外まで行列ができるほど、鈴木商店は地元旭川の人にはなくてはならない存在となっています。
鈴木商店の”のりメンチ”は外せない旭川の名物グルメ
そんな数あるお惣菜の中でも、鈴木商店の名物と言われているのが、その味付けが最高に美味しい1枚80円の”のりメンチ“です。
サクサクとしたメンチカツの衣に、しっとりとした磯の香り豊かなのりが巻かれているのりメンチは、鈴木商店に来たら絶対に食べてほしい、至極の一品。
人生で食べたメンチカツで一番美味いという人までいるほど、多くのファンを虜にする一品です。
旭川市民に愛される、昔懐かしいお惣菜の数々
他にも、北海道らしい海産物使ったにしんの甘露煮や昆布巻といった、都会に住んでいるとなかなか食べる機会が少ない、どこか昔懐かしいお惣菜がショーケースには並んでいます。
若い人に人気なのはやっぱり揚げ物。1個100円から注文できるかにクリームコロッケや、ベーコンチーズサンドというちょっとした変わり種まで揃っています。
ボリュームたっぷりなのにどれもリーズナブルなのも、地元民に愛される理由の1つですね。
心温まる店員さんとの会話が、鈴木商店の最大の魅力
料理がおいしいことは、言わずもがな鈴木商店さんの魅力の1つですが、旭川の地元民に愛される最大の理由は、やっぱりお店の人達との心温まる会話。
「ザンギとクリームコロッケでお弁当ください」
「あんた若いんだから、ちゃんと野菜も食べなきゃダメだよ、入れてあげるね。」
「今日のオススメなんかある?」
「今日はザンギが美味しいから、食べなきゃ勿体ないよ!1個入れとくからね。」
こんな感じで、まるで自分のお母さんが作ってくれたかのようなお弁当を作ってくれる、それが鈴木商店さんの最大の魅力です。
鈴木商店さんで働いている店員さんはオーナー夫妻だけでなく何名かいらっしゃいますが、誰に注文しても、この暖かい雰囲気が必ずセットでついてくるんです。
旭川に観光に来て、鈴木商店さんを訪れたら、希望の値段、どうしても食べたいお惣菜、そしてご飯をつけるかつけないかを、店員さんに伝えて、”あとはおまかせで”と頼む常連スタイルでぜひ注文してみてください。
どのお惣菜も本当においしくて、昔ながらの茶色メインの見た目をしたお弁当にきっと心温まるはずです。観光中なのに故郷を感じられる、そんなスポットはなかなか無いのではないでしょうか。
新しい旭川の観光スポット、七福弁当 鈴木商店
こちらの鈴木商店さんは、現在のオーナー夫妻が2代目。
「地元の人に愛されているお店を無くしたくない」
そんな想いで、こちらのお店を引き継いだそう。そんな地元愛があるオーナーがやっているからこそ、地元民にも愛されるお店となっているんですね。
コチラのお店は旭川駅からも徒歩圏内にあり、途中には多くのお店が並ぶ買物公園を通ってアクセスできるので、旭川に観光に訪れたらぜひとも足を運んでいただきたい観光スポットです。
日曜日が定休日となっているので、週末に旭川観光をする方は要注意。でも日曜日にお休み、というところも、地元民が毎日のように通い、愛されていることが良く伝わりますね。
せっかくの旭川観光、旭山動物園以外、どこに行こうかなと考えている方も多いはず。
そんな方はぜひ、旭川の新しい観光スポットでもあり、かつ地元民に愛され賑わうお惣菜屋さん、七福弁当 鈴木商店さんに足を運んでみてください。
○お店の情報○
*お店の情報は執筆時点のため、変更されている場合がございます。ご来店の際は必ず事前にご自身でお確かめください。
店舗名 | 七福弁当 鈴木商店 |
住所 | 北海道旭川市7条通7丁目 七福ビル1F Google Mapを見る |
営業時間 | 8:00 am – 7:00 pm |
定休日 | 日曜日 |