富良野で人気のカヌー・カヤックとは
カヌーやカヤックといえば、修学旅行などで1度は経験したことがある方も多い、定番アクティビティの1つではないでしょうか。「やったことはあるけど自分から積極的に参加したというわけではない…」「もうしばらくやってないからうまく乗れるか心配…」または「全く経験がなくてよくわからない」という方も多いかと思います。
富良野エリアでは、実はこのカヌー・カヤックは人気アクティビティの1つ。カヌーをやるために富良野に来た!という方や、富良野にいるなら絶対に川でカヤックをやりたい!という方もいるほど、富良野では定番となっている夏のアクティビティです。
カヌーという名前は実は総称
カヌーというのは「水面を人の力を使って(進行方向を向きながら)進む乗り物」すべてのことを言います。実はカヤック=カヌーですし、一般的にカヌーと呼ばれているのは「カナディアン・カヌー」と呼ばれる乗り物になります。まず「カヌー」と広く呼ばれる「カナディアン・カヌー」というのは、もともとは物を運ぶために使われていたもの。
そのため安定性があって、くつろぎながら水面を楽しむことができる乗り物で、釣りで川に行くときに使われることもあります。手にもつパドルの片方にだけ、水面につける『ブレード』というものが付いています。この写真のように、まさにのんびりと川下りをするときに向いているのが、カナディアン・カヌーとなります。
もう1つのカヤックというのは、元々狩猟のために使われていたこともあり、小回りが利きやすい乗り物です。
基本的にはカヤックの中に下半身を潜り込ませて乗る形が特徴的で、手にもつパドルも両側にブレードがついています。こちらも安定はしますが、カナディアンカヌーよりは少しアクティブに楽しむ感じです。ちなみにこのカヤック、個人がご家庭でも気軽に収納できるよう、空気を入れて膨らませるタイプもあり、空気を入れるものはお尻を振るように川を流れていくので、その見た目がアヒルみたい!ということで『ダッキー』とも呼ばれています。
こちらがダッキーです。
これら3種類、カナディアンカヌー・カヤック・ダッキーをまとめてカヌーと呼べるのですが、一般的にはカナディアンカヌーのことをシンプルにカヌーと呼ぶ方が多いんですね。
富良野で楽しめるカヌーの魅力
カヌー(カナディアン・カヌー)に乗って湖や川を進むと、まず最初に感じるのが水面との近さ。ラフティングで使うラフトボートなどのように高さがあるわけではないので、まるで水面の上を滑っているかのような感覚を味わうことができ、その新しい感覚に多くの人がまず感動します。カヌーはその操作性の簡単さや、安定感があり安全であることなどから、年齢問わず、幅広い方にお楽しみいただけるので、
ご年配のご夫婦で楽しまれる方もいれば、親子で楽しまれる方もいる、非常に幅広い層に愛されるアクティビティといえます。
そして何よりも周りの景色を長めながら楽しめるのがカヌーの最大の魅力!北海道の大自然を眺めながら進んでいく解放感は最高の一言です。北海道でカヌーにハマる人が多い理由の1つですね♪『豊かな自然があること』というのはカヌーのオススメスポットの1つの条件とも言え、その点で言えば富良野・旭川エリアは北海道の大自然が多く残っているからこそ、カヌーの人気スポットでもあるのです。こちらの写真のように、幻想的な雰囲気の中でカヌーを漕げば、まるで映画の世界に入ったような気分だって味わうことができるんです。
カヌーはアウトドア好きの人だけが楽しむもの、とお考えの方もいるかもしれませんが、パドルを漕ぐのにそこまで力もいらず、2人乗りや3人乗りのものもあるため、男性でも女性でも、小さなお子様でもお年寄りでも気軽に楽しむことができる、非常にハードルの低いアウトドアアクティビティです。
富良野で楽しめるカヤックの魅力
カヌーと比べ、もっとアクティブなのがカヤック。カヤックは1人乗りのため初めての方はちょっと緊張してしまいやすい乗り物ですが、カヌーよりも操作性に優れているため、慣れてくると初心者でもすいすい進めてしまう乗り物でもあります。見た目以上に安定感があるため、カヤック好きの方はペットと一緒にカヤックで遊ぶ、という方も多いアクティビティです。
そんなカヤックの魅力はその目線にあります。カヤックは”水鳥の視線“を楽しめる乗り物といわれていて、川に遊びにくる水鳥と同じような目線の高さで川を進むことができるんです。それだけ水面との距離が近く、まさに自然と一体になった感覚が味わえる遊びとなっています。カヤックはパドルの両サイドで漕いでいくため、よりスピード感を楽しめます。スピードが出せるということは、長距離をカヤックで移動する事も可能ということでもあり、カヤックで川の旅を楽しむこともでき、まるで旅人のような気分を味わうこともできるんです。
一言で川といっても、川にはこのように流れが一切なく、森で生活をしている動物の動く音や、風に揺られる森の木々の音しか聞こえないようなところもあれば
季節によっては豊かな大自然のなかで紅葉を楽しめる場所もあったりと、ただただアグレッシブに川下りをするだけではない楽しさに溢れているのがカヤックの良さといえます。
富良野で楽しめるダッキーの魅力
カヌーというよりもカヤックの1種といったほうがわかりやすいダッキーは、1-2人用のボートに乗るアクティビティになります。カヤックと比べるとよりラフティングなどに近い空気を入れるボートタイプになるため、安定感は抜群。ただラフティングよりも水面に近いので、ラフティングとカヤックの中間のような乗り物といえるでしょう。
そんなダッキーですが、2人で協力しながらパドルを上手に漕いで、うまく体重移動をしながら川を進んでいくところが一番の魅力!カヤックのようにアクティブに川下りを楽しめますが、協力して波を乗り越えていくので家族や友人、恋人など大切な人との距離をぐっと近づけることができるのもこのダッキーの魅力の1つです。こちらもカヤック同様、景色を楽しむことももちろんできます。また、ダッキーはカヌーやカヤックと比べて、ダッキー自体がひっくり返ったときに元に戻しやすい、という特徴があります。なので、比較的流れが穏やかなところでは川に飛び込んで遊ぶこともできるので、その点もラフティングに近いといえるでしょう。
Basho tripでご紹介するカヌーは、この3種類(カナディアン・カヌー、カヤック、ダッキー)がメイン!それぞれの乗り物を最大限楽しんでいただくために最適な場所と遊び方を、ベテランガイドたちが選んでくれているので、ご自身の体力や好みに合わせてプランを選べば、最適な川下りを楽しんでいただけます。
富良野でのカヌーもカヤックも基本は手ぶらで参加可能!
Basho tripでご紹介している富良野エリアで行なうカヌーツアーは、基本的には手ぶらでどのツアーにもご参加いただけます。
特にカナディアンカヌーを使ったツアーは安定性が非常に高いためほとんど濡れることがなく、普段着でもご参加できるツアーとなっております。
一方で空気を入れてふくらませるタイプのダッキーや、少し激しいところを攻めることがあるカヤックは、割とアクティブなツアーになるので、濡れても良い服装でご参加されることをオススメします。ツアー中、だんだんと楽しくなってくる自分から川に飛び込んでずぶぬれになろうとするので(笑)、基本的に着替えは会ったほうが良いかもしれません。ただし、カヌーやカヤックといった乗り物や安全のためのヘルメット、ライフジャケットなどはすべて用意されているので、必要なものはタオルと着替え程度、とお考え下さい。また、ペットと一緒に参加していただくことができるツアーもございますが、ペット用のライフジャケットなどの用意はすべてお客様にお願いをしていますのでその点はご了承ください。
また、これらカヌーアクティビティを開催する富良野エリアは、季節によって気候が大きく変化するので、ご参加される時期に合わせて服装を変えたほうが良いでしょう。7-8月の夏場は実は本州にも負けないくらい気温が上がります(湿度は低いです)が、それでも水温はやはり冷たいです。また、夏以外の季節は朝晩がかなり肌寒くなる日もありますので、もし濡れた場合でも帰りに寒くなってしまわないよう、羽織るものは必ず用意して参加したほうが良いでしょう。また風が強く吹くと、水の上は余計に寒く感じるので、ウインドブレーカーなどがあるとよいかもしれませんね。また、なんといっても身体を動かすアクティビティなので、動きやすい服装で参加しましょう。
富良野で一番の人気アクティビティといっても過言ではないカヌーのアクティビティ。せっかくならカナディアンカヌー・カヤック・ダッキーと、それぞれの魅力を味わってみてください!