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富良野で初めての犬ぞり体験に挑戦してみよう

犬ぞり
『犬ぞり』と聞けば大半の人がどんなモノか想像できると思いますが、実際にやったことがある人はほとんどいないかと思います。日本で犬ぞりが一躍有名になったのは、1956年に南極観測隊として人間と一緒に南極へ行ったタロとジロが、1年南極に取り残されたにもかかわらず無事生還した、というエピソード。南極で1年もの間、2匹だけで生き延びる、なんて賢い犬なんだろう、と当時大きな話題となりました。そんな犬ぞり体験が気軽できるのが、北海道 富良野エリア!今までイメージの中にしかなかった犬ぞりを実際に体験してみませんか?

犬ぞりの歴史

犬ぞり体験
犬ぞりは北海道のように雪が多く降る国での移動手段や、荷物を運ぶための手段として元々は利用されていました。平地で人が馬に乗っていたのと同じで、雪の上ではその役割を犬も担っていました。諸説ありますが約3万年前には、もう犬ぞりは実際にモンゴルで行なわれていたといわれており、今から約80年ほど前にNYで開催されたオリンピックでは、なんと犬ぞりがオリンピック競技としても開催されていたんです。日本では、なかなか犬ぞり体験はメジャーなイメージがないかもしれませんが、世界に目を向ければ色々な場所で犬ぞり体験のアクティビティや、犬ぞりレースの大会が催されており、特に雪国では多くの人に親しまれているんです。

犬ぞりで活躍する犬種

犬ぞり

犬にそりを引っ張ってもらうのが犬ぞりですが、犬ぞりを引っ張る犬は様々な種類の犬たち!犬種でいうと、『シベリアンハスキー』や、『アラスカンマラミュート』、『グリーンランドドッグ』、『サモエド』、『ノルウェジアン・エルクハウンドグレー』、『ニューファンドランド』、『樺太(からふと)犬』…などなど、どれも雪が多く降る北国で生まれ育った犬ばかり。普段日本の方が自宅でペットとして飼うような犬とは少し違い、体重も40kgから50kg近くある大きな犬が多く、何といっても寒い冬にも耐えられる身体走れる体力があるアウトドア向きの犬が犬ぞりでは活躍しています。ちなみに日本で有名なタロとジロは樺太犬でした。一般的には、犬ぞりで活躍する犬1頭で、犬自体の体重と同じくらいの重さを引くことができるので、2頭-3頭いれば大人の男性1人は軽々引いてしまうんです。

犬ぞりの仕組み

犬ぞり
犬ぞりは犬とソリがただつながっていれば良いだけではなく、犬のつなぎ方にも種類があります。主に2種類あり、犬同士を縦につなぐタンデムタイプ犬を一頭ずつそりとつなげるファンタイプと呼ばれています。タンデムタイプはラインタイプとも呼ばれ、犬を一直線につなぎ、例えば森の中などの走りづらいところを走るときに主に使われます。対してファンタイプは広い土地で走るときに使われています。
面白いのが、犬をつなぐ時に、必ず犬の性格や特徴に合わせてそのポジショニングを決める必要があることです。

犬ぞり例えばタンデムタイプの場合、先頭を走る犬はリードドッグと呼ばれ、マッシャー(操縦者)の言うことをしっかりと聞くことができるか、怖がらない性格であるか、という点が重要視されます。チームの先頭に立って走っていく犬が、好き勝手な方向へ走っていってしまったり、怖がって走るのをやめてしまうと困ってしまいますね(笑)。
逆に、そりと一番近いところを走る犬はホイールドッグと呼ばれ、体力があるかマッシャーとの協調性があるか、という部分が重要といわれています。当然そりと近いため、引く重量は一番重くなるので、パワーが必要なポジションなんです。例えるなら、まるで最近オリンピックで金メダルを取って話題になったスピードスケートの団体競技パシュートのように、それぞれのメンバーがそれぞれの特徴を生かして一緒になって滑っていく(走っていく)ことが重要なんです。
なので、実際に犬ぞり体験に参加される場合は、この犬はどんな性格なのかな、どういう特徴があるのかな、というのを観察してみるとより一層犬ぞりを深く楽しんでいただけるかも!?

犬ぞりそして、当然犬ぞりはただ犬とソリをつないでそこに乗ればいい、というわけではもちろんありません。犬に乗る人はマッシャー(操縦者)となって犬たちをコントロールする必要があります。犬たちを含めたグループのリーダーとして、走らせるのも止まるのも指示を出す、犬ぞり体験ではガイドさん、または参加される方がマッシャーとなって、犬ぞりを動かすマッシャーを体験することができます。

ただし、忘れてはいけないのは、犬も生き物であるということ。ただむやみに指示を出すだけでは動いてくれません。しっかり犬たちを思いやり、時には犬の意思を優先して一緒になって行動することが犬ぞりの本当の魅力です。犬ぞり体験では、犬と心を通わせる喜びも、しっかりと味わってください。

犬ぞり体験ツアーでは、小さなお子様や初心者の方でも安心して犬ぞり体験をお楽しみいただけるよう、準備したコースを走っていただくため、小さい場合は3歳、4歳からでもご参加可能!大人と同乗という形で犬ぞり体験を楽しんでいただくことができ、体力があればご年配の方でもご参加されることが多いです。

犬ぞり_赤ちゃん
また、犬も小さなころからガイドさんたちによって育てられた犬達のため、人懐っこく性格も優しい犬ばかり。人が大好きな犬達と仲良くなりながら、犬ぞり体験をお楽しみいただけるのも魅力の1つ。もちろん犬ぞりでそりを引いてくれる犬もロボットではないので、時には疲れてしまったり、遊びたがったりもするかもしれませんが、そこも動物と一緒に遊ぶ時の楽しさ!ただ乗ってればいいのではなく、犬と一緒になって雪道を走ることが醍醐味です。せっかく冬の北海道で遊ぶのであれば、ぜひ、雪国の文化でもある、この犬ぞり体験を富良野でお楽しみください。

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