旭川が誇る「99.5」、これは何の数字?

旭川空港

目次

旭川が誇る驚異の数字、「99.5」。
北海道民であれば知っている人が多い、というようなまるで道産子度チェックのようなこの数字の意味、あなたはご存知でしょうか?
北海道ではなく旭川単体が、日本最高を誇るというのだからますます気になるところ。
その数字の秘密、あなたも知りたくないですか?

旭川の謎の数字「99.5」、一つ目のヒントはその天候に

旭川の謎の数字「99.5」、その秘密は旭川の天候にあります。
冬の旭川

旭川といえば、北海道の中ではほぼ中心に位置している商業都市。
寒暖差の大きい内陸地にあり、氷点下41℃という観測史上もっとも寒い気温を記録するなど、まさに北海道らしい極寒の土地です。
その寒さは、多くの方が鼻毛を凍らせてしまい「息をするのが苦しい」と語るほど(笑)。

だからというわけではなく、北海道ということからも当然のことながら冬場の旭川では雪がドカドカと降っています
ただし、風が弱いこともあってか吹雪の日は比較的少ないのが特徴です。

ダイヤモンドダスト
1月から2月にかけては早朝の寒い時間に空気中の水蒸気がかたまることで、「ダイヤモンドダスト」と呼ばれる言葉を失うほどに綺麗な自然現象が見られることもあります。
この自然現象が生まれるのもやはり旭川の天候の特徴で、その美しさに魅せられて数多くの写真家たちも旭川へ訪れているんですよ。

歴史的な大雪も!?旭川の冬は厳しい寒さも

旭川の大雪冬の旭川の寒さを象徴する出来事として、2013年の大雪を思い出される方もいるのではないでしょうか。
2013年の1月、歴史的な大雪に見舞われた旭川駅はどこを向いても雪・雪・雪の大吹雪!
駅の構内にまで雪が積もるというとんでもない事態に見舞われ、多くの方が足止めをくらいました。
JRも軒並み運転を見合わせ、バスもほとんど運休、除雪が追いつかず道路も雪に埋まるほどに交通機関が麻痺し、家からも出られない方が続出しました。
さらに、この時期のUターンラッシュにも大きな影響を与えたこの大雪は、まさに旭川の厳しい冬を表しています…!

旭川での冬のアクティビティは雪が降っていても楽しめますが、さすがにこれだけの大雪の旭川に出会ってしまった方は、大人しくホテルの中でのんびりされていることをおすすめします。

 閑話休題:「北海道のへそ」って一体どこのこと?

旭川はほぼ中心に位置していますが、本当の北海道の中心地がどこだかご存知ですか?
実は、北海道の中心は富良野市
その位置から『北海道のへそ』としても知られています。
ここ富良野市には、北海道のへそにちなんだ『へそ祭り』なる奇祭も開催されているんです!

富良野お祭り

出典:北海へそ祭り

へそ祭りは見るもよし、踊るもよしという、威勢がいいというかなんというか、とにかく驚きの祭りです(笑)
へそ祭りは夏に行われているので、冬には見ることができないのですが、参加者は皆お腹に図腹という顔をかいて狂ったように腹踊りをします。
それはもう、狂ったように踊るんです。
個人での飛び入り参加も可能なこの祭り、団体での優勝賞金は10万円!
へそだけに、太っ腹なお祭りということで、市民はもとより観光客にも愛されています。

二つ目のヒントは北海道へ遊びにいくときの手段です…

旭川の謎の数字「99.5」、二つ目のヒントは交通手段。

飛行機北海道へ遊びにいくとき、あなたが普段使われている交通手段はなんでしょうか?
北海道に近い東北に住んでいる方は、ご自身の車や列車、もしくはフェリーかもしれません。
それ以外の方々は、やっぱり飛行機でしょう。
人気観光地・札幌に行くために新千歳空港を活用されたことがある方は多いと思います。

しかし、いまや全国的に有名な旭山動物園や富良野、さらには美瑛やトマムなどの人気観光地に訪れるのに便利なのは、実は旭川空港なんです!
これだけ便利な旭川空港、2018年にはいよいよ本格的な国際線ターミナルもできたことから、旭川周辺に住まわれている方にとっても海外の方にとっても交通の便が増えることになり、さらには新設されたターミナルビルは年間でおよそ50万人もの受け入れが可能なんだとか。
2019年には国内線ターミナルの改修も完了したことから、ますます旭川空港は便利な空港になっていきますね!

人気の札幌から旭川まで!おすすめの移動手段は?

人気観光地・札幌についたけど、やっぱり旭川にも行ってみたい!という方は、JRやバスを利用して移動することをおすすめします。
冬の旭川で運転をする場合、突然のアイスバーンに遭遇するなど、雪道に慣れていない方にとっては少々怖いドライブ経験になってしまうかも…あまり運転に慣れていない方でしたらやはり公共交通機関を利用されることをおすすめします。

JRJRならば特急ライラック・カムイ・オホーツク・宗谷を使って、札幌から1時間半ほどで到着します。
旭川で大人気の旭山動物園に行く方なら、入園券とバスチケット付きの『旭山動物園きっぷ』が6,130円(執筆時点)で売っているので使わない手はないですね。
旭山動物園きっぷ

 

出典:北海道旅客鉄道株式会社

とにかく移動費を抑えたい方であれば、高速バス『高速あさひかわ号』を使えばなんと往復3,860円(執筆時点)!
高速あさひかわ号

出典:楽得バス13

所用時間が2時間ちょっとと、JRに比べれば少し時間はかかるものの、浮いたお金で美味しいものも食べられますよね!
それぞれ詳細については各社ホームページなどをご覧ください。

 

ズバリ言います!旭川が日本最高を誇る「99.5」とは…!

旭川が日本最高を誇る謎の数字「99.5」、そろそろ知りたくてウズウズしてきましたよね?
お待たせしました、(ヒントがなくなったので)ようやく発表します!

旭川空港旭川が誇る「99.5」は、なんと旭川空港の就航率*なんです!
実は新千歳空港も約98%とやはり高い就航率ではありますが、旭川空港のほうがより高い就航率を誇っています。
こんなにも寒く雪が多いのにも関わらず、99.5%の就航率で安定的に飛行機を飛ばしているなんて驚きですよね。
なぜ、旭川空港ではこんなにも就航率が高いのでしょうか?

waxwing

出典:旭川空港ターミナル

その大きな理由の一つとして取りあげられるのが、こちら(わかりづらいですが…)優秀な除雪チームの存在だといいます。
除雪チームは「WAX WINGS(ワックス・ウィングス)」と呼ばれ、その働きはテレビでも特集されるほど。
旭川の主要な観光産業の根幹である交通の便を止めない、という彼らの熱き想いがこの驚異の数字を誇っているのでしょう。
ワックス・ウィングスについてもっと詳しく知りたい、という方は、ぜひ旭川空港のホームページから、動画をご覧ください!

*2017年度実績

まだまだ進化をつづける旭川空港!0.5%のその先へ

旭川空港出典:旭川空港ターミナル

ワックス・ウィングスを始めとする、職員たちの熱き想いによって支えられる旭川空港。
その驚異の就航率99.5%という数字に甘んじることなく、欠航率0.5%をいかに0%にするのか、ということを目指しています。
ちなみに、記憶にも新しい2018年に発生した北海道胆振地方中東部での最大震度6強の地震の際も、旭川空港は通常運転をしていたんです。
北海道全体がブラックアウトに見舞われる中、自家用発電で電力を供給し、通常通りの就航を実施することで、多くのお客様を安心させた旭川空港
日本人は飛行機も遅れないことが当たり前、なんて考えてしまいがちですが、旭川空港の方々の日々の地道な努力の積み重ねがあってこそなんだと、思い知らされます。
なんだかとても信頼できますね。

また、国際線ターミナルは2019年9月にグランドオープンし、国際線ターミナル内には数々の新しいショップもたくさんあります!
そんな旭川空港では、到着して0秒で旭川の魅力を楽しめてしまいます

旭川空港旭川の名産でもある、木工雑貨のショッピングが楽しめたり、旭川空港道産小麦や地元の食材を使用したパスタソースやスープを購入できたり旭川空港北海道といえば牛乳!とばかりに、旭川に隣接した町で作られた牛乳から作ったソフトクリームが食べられたり旭風ラーメン

出典:旭川空港ターミナル

そんな牛乳!と旭川といえばなんと言ってもラーメン!を組み合わせた、『あさひかわ旭風らーめん』の「ミルクバターラーメン」が食べられたりします!
ちなみに、この旭風らーめんさんでは辛いものが好きな方にぜひ挑戦してほしい、「激辛ヒリヒリラーメン」なるものも!

“これから飛行機に乗る方はご注意を”という注意書きもあるほどですので、よほど自信のある方以外はやめておいたほうがいいかも!?

まとめ:冬でも北海道の拠点に、旭川の熱き想い

富良野、美瑛に一番近い空港として、北海道の観光産業を支えているといっても過言ではない旭川空港。
2018年9月の胆振地方中東部の大地震の際にも通常通り運行をするなど、厳しい環境のなかでも驚異の「99.5%」の就航率を守り抜くその誇りを、「今後世界にも発信したい」と現旭川市長の西川さん(2018年12月現在)もメディアにて語られています。
12月から2月にかけてますます厳しさを極める旭川の冬ですが、安定感ある仕事人たちが集う旭川空港ならば、きっと皆さんの素敵な旅行の計画を狂わせずに、影でサポートをしてくれることでしょう!

冬場の旭川・富良野には、旭川空港からもアクセスのよい楽しいアクティビティがたくさんです。
ぜひ、旭川・富良野にお越しの際には、Basho tripでたのしい旅の予定を立てていただければ嬉しいです!

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