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周囲を山々に囲まれた富良野は、十勝岳や空知川、富良野川など豊かな自然と地形に恵まれた、まさに北海道の魅力が詰まった場所です。
「北の国から」の舞台としても有名で、ドラマのファンならずとも、一度は訪れてみたい憧れの場所ですよね。
富良野といえばラベンダー畑が有名ですが、実はそれだけではありません!
今回は、富良野、美瑛、そしてあまり知られていない占冠(しむかっぷ)エリアまで、地元民おすすめの観光スポットをご紹介します。
道産子ならではの視点で、定番からちょっとニッチなところまで、魅力的な情報をたっぷりお届けしますので、ぜひ参考にしてください。
富良野はどこにある?観光に行く前にアクセスを知る
富良野は、美瑛と合わせて「富良野・美瑛エリア」として、多くの観光客が訪れる人気のエリアです。
北海道のほぼ中心部に位置し、観光拠点として人気の札幌からは車で約2時間、富良野・美瑛観光の拠点として人気の旭川からも約1時間でアクセスできます。
北海道旅行ではレンタカーを利用する方が多いですが、電車やバスでのアクセスも可能です。
札幌からのアクセスについては、以下の記事に詳しくまとまっているので、ぜひ参考にしてください。
[記事へのリンクを挿入]
春爛漫、色とりどりの富良野観光!
雄大な大地に広がる色とりどりの花、そして緑の丘…皆さんがイメージする北海道の、あの開放感あふれる大自然は富良野にあります。
富良野は春から秋がおすすめと言われますが、春のおすすめは何と言っても見渡すかぎり一面の花畑です。
うららかな陽気に包まれた、富良野の必見スポット・観光コースをご紹介していきます!
広大な大地に花、花、花!フラワーランドかみふらの
富良野・美瑛エリアの有名なガーデンといえば、ファーム富田や四季彩の丘が知名度が高いですが、ここ『フラワーランドかみふらの』も負けていません。
『フラワーランドかみふらの』はその広さなんと15万平方メートルにおよび、敷地内には一面の花畑が広がっています。
夏にはラベンダーの紫色に染まる様が大変うつくしいですが、色とりどりの花に埋め尽くされる春の季節に訪れることもおすすめです。
ポピーやジャーマンそして桜の木も植わっているため、視覚でたっぷりと春を堪能できます!
富良野フラワーランドかみふらのでは、季節ごとに旬な野菜の丸かじり体験を開催しています。
春の季節には、富良野グルメの代表格でもある、甘くてみずみずしいアスパラを丸かじりできます。
茹でたてのアスパラは、プリッとした食感と、口の中に広がる甘みが最高です。
フラワーランドかみふらのは、美しい花々を楽しめるだけでなく、富良野の美味しいグルメも堪能できる魅力的なスポットです。
ぜひ立ち寄って、富良野の自然を満喫してください。
見て選んで、食べて楽しい富良野の“ジャムの楽園”
出典:ふらのジャム園
『ふらのジャム園』は38種類ものジャムを楽しめる、まさに“ジャムの楽園”です!
その美味しさの秘密は、水を一滴も加えない無加水の製法と、砂糖まで北海道産にこだわった、とことん手の込んだ作り方だから。
1番の人気は、甘みと酸味のバランスが抜群で、滋養満点のハスカップジャムです!
さらに、このジャム園にはなんといっても日本最大級のアンパンマンショップがあることも注目です。
アンパンマンの原作者であるやなせたかし先生の協力もあって出来上がったこのショップは、やなせ先生のお気持ちもあって入館料は無料。
言わずもがな、子連れの方にはとっても嬉しいですよね。富良野は家族旅行で行きたい、という方にはぜひおすすめの観光スポット。
希望する方は、1時間ほどで“ジャムおばさん”秘伝のジャム作り体験にも参加できるので、ぜひ旅の思い出づくりに参加してみては?
美瑛にある青い神秘!不思議な「青い池」へ
富良野から少し足を伸ばせば、美瑛の「青い池」があります。
富良野のラベンダー畑と並ぶほど人気の観光スポットで、神秘的なコバルトブルーの美しさは、多くの人を魅了しています。
特に春は、澄み切ったコバルトブルーの色合いが美しく、北海道を訪れた人なら誰もが憧れる場所です。
写真を撮るなら、風も少なく太陽の光が綺麗に入る早朝がおすすめです。
駐車場も整備されているので、車でのアクセスも便利です。バスでも行くことができます。
青い池の場所については、こちらの観光スポット情報からもご確認いただけます。
[青い池の観光スポット情報へのリンクを挿入]
夏の富良野観光ならラベンダー…でも市の花は?
富良野といえば、ラベンダー畑を思い浮かべる方が多いかもしれませんね。
でも実は、富良野市の花として指定されているのは、エゾムラサキツツジなんです。
富良野市周辺には、上富良野町、中富良野町、南富良野町と、富良野市を囲むように町がありますが、ラベンダーを町花にしているのは上富良野町と中富良野町だけなんです。
「北の国から」の放映がきっかけで、富良野=ラベンダーのイメージが定着したのかもしれませんね。
ちなみに、富良野という名称は、一般的に富良野市を表すことが多いですが、観光スポットとしては、富良野の北にある上富良野町から、南富良野町のさらに南にある占冠村までを、富良野エリアと呼ぶ方もいます。
さて、そんな富良野の夏は、ラベンダー畑以外にも魅力的なスポットがたくさんあります。
これから、夏の富良野のおすすめスポットをご紹介していきますね。
日本のラベンダー観光発祥の地へ!
中富良野町に位置する『ファーム富田』は、毎年100万人もの観光客が訪れる日本最大級のラベンダー畑です。おすすめは、何と言っても『トラディショナルラベンダー畑』。
ファーム富田の原点でもあり、国鉄のカレンダーで紹介されたことで日本全国に富良野のラベンダーを知らしめた重要なラベンダー畑なのです。
斜面一面に広がる紫色の絨毯は、遠くに北海道の田園風景を望め、訪れる人たちの心を癒してくれます。
もちろん、ラベンダーだけでなく四季折々の花も楽しむことができます。
カスミソウ、ポピー、コマチソウなど、七色の花がなだらかな斜面に美しい虹を浮かべる『彩りの畑』もまさに圧巻。一日中、富良野の自然を堪能することができます。
お土産には、ファーム富田で咲いているラベンダーを使用した香水や石鹸がおすすめ。
香り高いラベンダーを旅行後にも楽しめます!また、暑い日にぴったり、おそらく富良野でしか召し上がることができないさわやかなラベンダーソフトも忘れずに試してみてください。
また、ラベンダー畑をサイクリングで楽しむ富良野でのサイクリングツアーもご紹介しておりますので是非ご参加してみては?
他にも富良野では様々なサイクリング体験が楽しめますよ!
アウトドア好き集合!北海道No.1の激流をとことん楽しむ
夏のアクティビティ好きには言わずと知れた、占冠(しむかっぷ)にある鵡川(むかわ)。
アイヌ語のムカ(ふさがる川、水の湧くところ)やムカツベツ(流路が絶えず移動する)という言葉に由来するほどで、北海道No.1と言われるほどの激流です。
この占冠は富良野から少し南に位置し、赤や青の奇岩が作り出す『赤岩青巌峡』も景観として有名ですが、夏にはなんといってもこの激流をくだるラフティングがおすすめ!
一度経験するとその激しさに魅了される人が続出し、毎年のように訪れる人もいるとか。
実は富良野はアクティビティが盛んなことで有名で、特にラフティングは夏の人気アクティビティの1つ。
この鵡川で参加できるラフティングは所要時間も3時間なので、午前中にラフティングをしてから午後にはのんびりラベンダー畑へ…なんていう富良野満喫コースも組めちゃいます。
他にも様々なラフティング体験がございますのでご覧ください。
嘆息の色づきを見せる、秋の富良野観光コース
「夏のラベンダーが終わったら、富良野にはもう行くことはないかな…」
そんな風に思っているあなた!
絶対にそんなことはありません!
秋の富良野も、魅力的な観光スポットがたくさんあるんです。
むしろ、夏に比べて観光客が少なくなる秋だからこそ、ゆったりと富良野の魅力を満喫できます。
紅葉はもちろんですが、秋ならではの楽しみ方がたくさんあるんです。
これから、秋の富良野のおすすめスポットをご紹介していきますので、お楽しみに!
秋のめぐみに感謝するぶどう祭りへ!
富良野のぶどうは、昼夜の寒暖差が大きく日照時間も長い、富良野の恵まれた地形と気候が生み出した、糖度が高くて濃い色のぶどうなんです。
そんなぶどうから造られる富良野ワインは、しっかりとした酸味と濃厚な味わいが特徴で、世界からも高い評価を受けています。
秋の富良野では、この美味しいワインのぶどうの収穫を祝う「ふらのワインぶどう祭り」が開催されます。
ワインの試飲はもちろん、果汁たっぷりのぶどうジュースや、ぶどう踏みの実演に参加することもできます。
さらに、チーズフォンデュまで楽しめる、まさにワイン好きにはたまらないイベントなんです。
しかも、入場料が無料なので、家族や恋人、友達と気軽に楽しめるのも嬉しいポイントです。
日本で一番早い紅葉が見られる十勝岳
標高2,077mの十勝岳は、秋には紅葉を求めて多くの登山客が訪れる人気のスポットです。
実は、車でアクセスできる場所としては、日本で一番早く紅葉が見られる場所としても有名なんです。
9月下旬頃から見頃を迎えます。
本格的な登山はちょっと…という方は、道道291号線沿いの温泉宿「カミホロ荘」からの景色がおすすめです。
広大な駐車場とバス停があるので、アクセスも便利です。
登山をしなくても、赤や黄色に染まった木々を、心ゆくまで堪能できます。
十勝岳望岳台からも紅葉を楽しめますが、ゴロゴロとした石が多い道なので、歩きやすい靴で行くことをおすすめします。
富良野からちょっと足を延ばして、空から秋の紅葉を楽しんでみては?
富良野の下にある十勝エリアは、帯広市などを含むエリアの名前。
そんな十勝エリアで楽しめるのが、空から秋の北海道の景色を楽しめるモーターパラグライダー体験です。
全くの初心者でも安心して体験できる、ガイドと2人で一緒に飛んでいただくタンデムフライトが特におススメ。
秋の富良野、存分に満喫しましたか?
あれもこれもと、たくさんの魅力的な場所に足を運び、楽しい時間を過ごしたあなたは、きっと素敵な思い出をたくさん作れたことでしょう。
でも、楽しい時間はあっという間。気づけば、疲れが溜まっているなんてことも。
「もう少し、のんびり過ごしたいなぁ」
そんなあなたにおすすめなのが、のんびり乗馬体験です!
北海道で乗馬体験なんて、まさに北海道らしい観光ですよね。
富良野でも乗馬体験ができます。
人懐っこい優しい馬に乗って、広大な牧場をゆっくりと歩く時間は、心も体もリフレッシュできること間違いなしです!
冬こそ行きたい富良野観光コース!
富良野の観光といえば、「春から秋がおすすめ」といわれているほどで、冬の富良野はあまり注目されていません。
しかし、冬だからこそ見られる景色や、冬にしか楽しめないアクティビティだってあるのです!寒さに負けずに、素晴らしい冬の富良野を満喫しにいきませんか?
冬の富良野といえばやっぱりワカサギ釣り!
冬の富良野はやっぱり雪がすごい!でも、そんな雪を利用して逆に楽しんでしまおうというのが、この富良野で楽しめるワカサギ釣りです。
毎年多くのワカサギ釣りファンが訪れる、南富良野にあるかなやま湖ではじめてのワカサギ釣りを楽しんでみませんか?
富良野市内のホテルなら、ガイドによる無料送迎もあるので楽にご参加いただけますよ!
美瑛の丘で、幻想的な写真を撮ろう!
富良野の隣にある景観が魅力の街、美瑛といえば、あおあおとした緑がひろがる夏の丘が有名ですが、雪に一面おおわれた白銀の季節に訪れることもおすすめです。
畑の中にぽつんと生えた『クリスマスツリーの木』が、雪につつまれる姿はなんとも幻想的。写真スポットとして有名な『マイルドセブンの丘』も、その冬の顔に魅了された写真家の人たちがたくさん訪れています。
雪が降っている日でなければ、周辺の道路は除雪もされているので、この時期にしか撮ることのできない素敵な写真を撮りに出かけてみませんか?
強くてかわいいシベリアンハスキーと富良野で犬ぞり体験!
北の国ならではの体験といえば、やっぱり犬ソリ!
まさか日本でできるなんて思ってもいなかった方が多いと思いますが、そのまさかが富良野で体験できちゃうんです。
強くて、それでいて愛らしい顔をしたシベリアンハスキーが引っ張る犬ソリは、まさに雪国ならではの特別な体験。
一面銀色に染まった馬場を、犬ソリにのって駆け抜ける爽快感は何にも比べられません。ぜひ一度体験してみてください!
富良野の年間観光まとめ
富良野の雄大な自然は、訪れる人の心を捉えて離しません。何度も旅行先に選ぶ人がいるほど、味わうほどにその魅力がどんどんと高まってくるのです。
ぜひ、今回ご紹介したスポットを抑えながら、ご自身の最高の富良野観光をつくりあげてみてください!
北海道でアクティビティ体験するならBasho trip